ちょっと古い話になってしまったのでどうしようかとも思ったのだが、“娘。系”としてはてなのアンテナに登録しておられる方もいるブログとしては、この件について全くスルーするというわけにはいかないであろうし、個人的にもいろいろな思いがあるだけに、ここはしっかりと今の自分の気持ちを書き残しておこうと思う。
上京して、初めてCDを買ったのは池袋のタワーレコードだった。
買ったCDは「ハッピーサマーウェディング」。
ジャケットには、馴染みのメンバーに囲まれた新メンバー4名の姿。
思えば僕の大学生活はこの4期メンバーと歩んできた時間だった。
そして、この素晴らしい生活を予定よりちょっと長く満喫して終える来春、「モーニング娘。」もまた大きな節目を迎える。
僕は、“モーニング娘。の卒業に関しては”、それほどネガティブな意見を持っていない。 「娘。」にとってこれまで卒業というイベントは、戦略的に大きな効果を生み出してきた。 以前にも述べたが、「娘。」の生命線は「競争意識」だ。 常にメンバー間に刺激を与え続けることでグループ内にいい緊張感を持たせ続ける。
その刺激を与える手段は、当初メディアで頻繁にキーワードとして取り上げられた「センター」というポジションであり、「タンポポ」「プッチモニ。」「ミニモニ。」であり、究極の手段としては“痛み”を伴いながらも残ったメンバーでその穴を埋め合わせようとする努力や競争を見据えた“発展的卒業”であった。
「娘。」を社会的に認めさせ、いわゆる国民的なポジションにまで押し上げる大きな原動力となった「後藤真希」という大エースを失ってもなお、今日まで何とかやって来れたことについては、つんく♂やアップフロント(以下UFA)側のこうした先を睨んだ育成プランによるものが非常に大きかったことは異論のないところであろう。
※実際、「モーニング娘。」は22枚目となる最新シングル「浪漫~MY DEAR BOY~」を初登場4位にランクインさせたことにより、自らの持つ女性グループ歴代シングルTOP10獲得数記録を「22」までに伸ばし、記録の面でも結果を残し続けている。ちなみに同記録の2位はWink、MAXの15作、4位はピンク・レディーとSPEEDの13作である。
さて、今回のことで言えば、飯田に関してはいつ動きがあってもおかしくはなかっただけに、とうとう来るべきものが来た、という感ではある。 しかしながら、彼女が抜けるということは即ち最後の「オリメン」が消滅するということでもあるわけで、これを機に、「娘。」からは距離を置き出す古くからのヲタも少なくはないだろう。
さらに、石川については、娘の代表曲の1つである「ザ☆ピ~ス!」はそのまま「石川梨華」のテーマソングでもあったわけで、辻加護同様に「娘。」のシンボルだった (こうやって考えると4期メンバーの追加がどれだけ「娘。」にとって大きな効果をもたらしたかが改めて実感できるが) 彼女の卒業がグループ内にもたらすその効果は、正直現時点では負のパーセンテージが大きいように思えてならない。
既に多くのサイトでも述べられていることだが、2人の“卒業”は、これまで私たちが経験してきた数々の“卒業”よりも、はるかに大きな意味を持つものであり、今後の「モーニング娘。」の存在意義を大きく左右するといって何ら過言ではない。

実際、こうやって来夏以降の「娘。」のラインナップを見てみると、大きな「喪失感」を感じてしまうのは私だけでないだろう。
つんく♂とUFAはとてつもない大きな賭けに出たものだ。
僕は今回の一報を聞いて、この賭けは残るメンバーたちへの大きな挑戦状であると感じた。
新リーダーに就任することになる矢口は、実際のところ最近伸び悩みの感がある。 果して、矢口は「セクシービーム」で新しいステージへと進んだ時のような新しい“ヤグチ”を再び私たちの前に見せることが出来るのだろうか。
5期メンバーの真価も厳しく問われてくる。 特に小川麻琴。
「背水の陣」とはよく使われる言葉だが、彼女の立場はまさしくその通り。 小川は、そのキャラクター性、パフォーマンスに関して同期の高橋や新垣に大きく水をあけられてしまった。特に「赤点通過」だった紺野からも追い越されるかたちになった感は否めない。 彼女は、今の自分の置かれている状況をどう捉えているのだろうか。
6期の道重にも同じことが言える。
今後はもう「新メンバーだから」と甘えていられない立場になる。
ボーカルとしてはもともと田中に大きな遅れをとっているし、キャラクター面ではここのところ亀井の台頭が著しい。
「可愛さ」だけでは生きていけない。
競争から自然と湧き出るメンバーの“ガツガツ感”こそが、「モーニング娘。」がこれまでのアイドルとは一線を画すことが出来た「魂」ともいうべき部分であった。
しかし、最近の「モーニング娘。」を見ているとその部分がブラウン管を通して全く伝わってこない。
最も“ガツガツ”していた飯田でさえ、リーダーとなってからはめっきり円くなってしまった。(そうなることこそがリーダーに課された役割なのであろうが…)
つんく♂とUFAはこの状況に荒療治を仕掛けたのではないだろうか。
厳しい試練の時を迎え、「モーニング娘。」がまた面白くなってきそうだ。
<追記>
飯田圭織と石川梨華。
幸い僕はこれからの1年間、「モーニング娘。」として活動する彼女と彼女をじっくりと見つめていくことができる。
残された時間が 僕らにはあるから
大切にしなきゃと 小さく笑った
もう 何ひとつ見落とさない
そうやって暮らしていこう
そんなことを考えている
◇関連◇
<モーニング娘。に関してつんく♂からお知らせ。>
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